ユベントスへの加入が迫るMFトマス・リンコン【写真:Getty Images】
ジェノアに所属する28歳のベネズエラ代表MFトマス・リンコンが、29日にユベントスでメディカルチェックを行うようだ。28日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が伝えている。
中盤の補強を目指しているユベントスは、リンコンを獲得することでジェノアとの交渉を成立させたようだ。これにより、同選手は29日にユベントスでメディカルチェックを受け、来年1月1日に予定されているチームのトレーニングに合流することになるという。
リンコンは、来年1月14日にガボンで開催されるアフリカネイションズカップ2017に出場するために一時的にチームから離脱することになるガボン代表MFマリオ・レミナとガーナ代表MFクワドォー・アサモアの代役だとみられている。
そのリンコンは、ローマも獲得を狙っていたためにユベントスは交渉を加速。そうして、6ヶ月間のレンタル料とされる200万ユーロ(約2億4000万円)を支払い、その後に買取オプションの行使が義務付けられる700万ユーロ(約8億5000万円)~800万ユーロ(約9億7000万円)となる移籍金を来夏に支払う形でジェノアと交渉が成立したとみられている。
しかしリンコンの獲得は、ユベントスが今夏から獲得を狙っているベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルに関するゼニトとの交渉とは無関係な取引のようだ。これにより、ゼニトからの返答がポジティブなものであれば、今冬に2名のMFを補強する可能性も十分に考えられることだという。
アフリカネイションズカップで2名の選手を失ってしまうユベントスだが、すでに代役獲得の目星は付けてあるようだ。
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