メンバー固定で主力は疲労。不本意なシーズンに
ゼロックススーパーカップを優勝し好スタートを切ったものの、ACLではグループステージ敗退、リーグでも初勝利は第4節の大宮アルディージャ戦と波に乗ることができなかった。さらに青山敏弘、佐々木翔、水本裕貴、浅野らが怪我で戦線を離脱するなど、チームのやりくりに苦労。それでもファーストステージは立て直しに成功し、4位で折り返す。
しかし、セカンドステージは塩谷司がリオ五輪のオーバーエージ枠として選出され、浅野がアーセナルへと旅立つとチームは失速。特に終盤は浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレに3連敗を喫し、10位という順位に終わってしまった。年間順位も6位に終わり、森保体制になってからは最も不本意なシーズンになったといえるだろう。
森保監督の下、ほぼ固定されたメンバーで戦ってきただけに、金属疲労による主力選手の怪我や全体的な層の薄さが響いたシーズンとなってしまった。特にチームのキャプテンであり、精度の高いロングボールでチャンスを演出する青山の負傷は大きく響いた。チームの底上げと新陳代謝、新たな刺激が必要だということを実感させられたシーズンだった。