ヘスス・バジェホ【写真:Getty Images】
シーズン終了後に中国移籍が噂されるペペの後継者はすでに見つかっているようだ。
スペイン紙『マルカ』は、レアル・マドリーからフランクフルトへ期限付き移籍中のDFヘスス・バジェホを「ペペの後継者」と大々的に取り上げている。
昨季はサラゴサでプレーし、今季はフランクフルトに貸し出されている19歳のバジェホ。U-19スペイン代表のキャプテンとしてヨーロッパ王者に輝いた経験もある若手DFは、ニコ・コヴァチ監督に「選手でもあり監督でもある、こんな選手は見たことがない」と言わしめる活躍でチームの守備の要として活躍している。
一方、レアルに10年在籍するペペには中国から超高額年俸のオファーが届いているという。同選手は今季末で満了を迎える契約を2年延長するようクラブに求めているものの、レアル側は1年の延長で譲らず、両者の間には溝が出来始めている。
そこでレアルは来季から『マルカ』紙に「ジダンに選ばれし者」と称されたバジェホを復帰させ、ペペの後釜に据えるプランを検討しているようだ。フランクフルトはレンタル延長を希望しているが、叶う見込みは薄い。
ベテランのごとき落ち着きとハートの強さで急成長を続ける19歳がレアルの新たな旗頭となるのか。ジダン監督とペペの決断にも注目だ。
【了】