シャペコエンセのエンブレム【写真:Getty Images】
現地時間11月28日に発生したシャペコエンセ搭乗機墜落事故に関して、予備調査の結果、当初から指摘されていた”燃料不足”が事故の主な原因であると断定された。26日にスペイン紙『アス』が報じている。
この飛行機には、コパ・スダメリカーナ決勝でアトレティコ・ナシオナルと対戦する予定だったブラジル1部シャペコエンセの選手たちが乗っていた。しかし、目的地に到着する前にコロンビア・メデジンの近くの山岳地帯に墜落し、Jリーグでプレーした経験のある選手や監督を含む70人以上の人々が亡くなっている。
同紙によると、人為的なミスが重なったことが事故を招いたとのこと。一つは燃料を制限しすぎたことによる”燃料不足”で、もう一つは積載量オーバーとしている。また、電気系統トラブルなど、飛行機自体にエラーが発生したとされる可能性は消滅した。
そして、燃料が限界に近づいていたことから途中降機する可能性を議論する声が録音されていたとしている。このことから、機長は”燃料不足”を認識していたまま飛行を継続した可能性があるとの見方が強まった。
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