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Jリーグ 8年前

FC東京、「アクション・フットボール」は未完で城福体制終幕。来季は篠田スタイルの継続を【2016年Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

守備は安定。来季は得点数の向上を

森重
来季も守備の主軸として活躍が期待される森重真人【写真:Getty Images】

 来季の篠田監督の続投が決定し、後半戦に好調を支えたメンバーが主軸となるはずだ。森重真人と丸山祐市の日本代表の両CBを中心に安定したものがあり、林彰洋が加入濃厚となり、より強固になるだけに、いかにして点を取るのかが最大の課題となる。左サイドからカットインしていき、シュートやクロスなどで相手ディフェンスを脅かした中島を軸に攻撃を構築すべきだ。

 2桁ゴールを記録した選手はおらず、年間通しての総得点も39。これでは上位に進出することはできない。優勝のためには得点を奪う必要がある。獲得が決定した永井謙佑と加入濃厚の大久保嘉人の2人には、最低でも2人で25点近くを記録することが期待される。

 一方で前線は人員が過多になっているので、スリム化を図る必要がある。今季はACLに出場することもないので、ある程度固定されたメンバーで戦うことが予想される。篠田監督が半年で築いたベースをより発展させていくことがタイトルへの近道になる。天皇杯準々決勝では川崎フロンターレにこれまで積み上げてきたものの差を見せつけられた。

 また、近年多くの選手がユースからトップチームに昇格を果たしており、丸山、橋本拳人など主力としても活躍している。このようなユース出身選手と補強した選手を上手く組み合わせてチームを作りたい。

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