ブラジル代表のネイマールとオスカル【写真:Getty Images】
チェルシーから中国の上海上港への移籍が合意したブラジル代表MFオスカルは、バルセロナのFWリオネル・メッシやレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドをも上回る多額の報酬を受け取ることになるようだ。だが、年俸世界最高額の選手となるかどうかは定かではない。
オスカルは上海への移籍が合意に達したことが23日に発表された。報道によれば、週給40万ポンド(約5700万円)相当という巨額の報酬での契約になるという。
スペイン紙『マルカ』と英紙『ミラー』はそれぞれ、オスカルの移籍により更新されたサッカー選手の給与の上位ランキングをウェブサイトに公開。だが、それぞれのランキングには多少の差異がある。
『ミラー』は中国の上海申花への移籍が正式には決定していないFWカルロス・テベスを1位としているが、それを除けばオスカルが1位。その下にはC・ロナウド、ガレス・ベイル、メッシの順で続いている。
一方『マルカ』のランキングでも、オスカルがメッシやC・ロナウドを上回ることは同じ。だが大きく異なっているのは、バルセロナのFWネイマールを1位としていることだ。オスカルの給与額を年俸に換算した2400万ユーロ(約29億4000万円)を大きく上回り、3000万ユーロ(約36億8000万円)の報酬額だとされている。
ネイマールは今年10月にバルサとの契約を2021年まで延長した。年俸額は明らかにされていないものの、満額のボーナスを含めればメッシを上回るとの報道もあった。いずれの選手も契約の詳細は公開されず、各国の税制の違いや為替レートの変動もあるため、正確な比較は容易ではないだろう。
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