惜しくも今年のバロンドール受賞を逃したアトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン。25日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』では彼が同賞の受賞に必要とされる条件について報じている。

　同紙は、「グリーズマン、バロンドール獲得への挑戦」というタイトルで、今年のバロンドール投票で3位に終わった同選手のバロンドール獲得に向けて必要とされることを3点挙げている。

　1つ目はアトレティコでのタイトル獲得だ。これまでグリーズマンがアトレティコで獲得したタイトルはスペインスーパーカップのみ。さらなるビッグタイトルの獲得が望まれる。もっともグリーズマン自身も「リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドに近づくにはタイトルが欠けている。クラブや代表をできる限り高みに導こうとしている」とこの点においての自覚は十分なようだと同紙は指摘する。

　2つ目はフランス代表での更なる活躍だ。母国フランス紙での「ユーロ2016でMVPを獲得した印象的な活躍を超えるのは難しいことだ。代表を2018年ワールドカップに導く以外にない」という報道を引用する。

　そして3つ目に挙げられたのが、個人成績の向上である。2015/16シーズン、グリーズマンは計40ゴールを挙げ、彼自身を非常に高いレベルに押し上げた。しかし、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシのように継続した活躍が望まれると指摘。それは非常に難しいことで、2013年のバロンドール最終候補にノミネートされたフランク・リベリーだったが、その後その名が消えてしまったことを引き合いに出し、継続した活躍の重要性を説いている。

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