2ndステージで攻撃力が向上。優勝争いも繰り広げる
ファーストステージはチームの核を見出すことができずに、組織作りがなかなか進まなかったことも影響し、勝ち点を伸ばせず12位に終わった。特にネルシーニョ監督のサッカーの肝となるダブルボランチでは、藤田の相方を誰にするか固定することができなかった。
しかし、セカンドステージではニウトンの加入でボランチに中盤に安定感が生まれ、2トップにはペドロ・ジュニオールとレアンドロというJリーグ屈指の点取り屋が並んだ。そこに左サイドの渡邊千真と橋本が絡んでいく攻撃は迫力抜群。勝利を重ねていった。
浦和レッズ、川崎フロンターレといったチームをホームで破り、年間優勝争いを繰り広げた。最後はセカンドステージ2位、年間順位は7位となったものの、チームとしての手ごたえを掴んだシーズンになったはずだ。レアンドロは19得点を奪って得点王にも輝いた。
また、小林成豪と松下圭貴の大卒の2人は出場機会を得てゴールも奪い、増山朝陽も成長を遂げた。中盤の選手を中心に若い選手の成長と台頭があったことはチームにとっても大きな財産となった。
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