イタリア代表のシモーネ・ザザ【写真:Getty Images】
ユベントスからウェスト・ハムへレンタルされていたイタリア代表FWシモーネ・ザザは、冬の移籍市場でバレンシアへ移ることが大筋で合意に達した模様だ。伊紙『メッサジェーロ』が24日に伝えている。
夏にユベントスからウェスト・ハムへ移籍したザザだが、初挑戦のプレミアリーグで期待に応えることはできず。出場機会を失い、半年でウェスト・ハムを離れることがほぼ確実な状況となっていた。
バレンシアのチェーザレ・プランデッリ監督はザザの獲得を熱望しているものの、条件面の交渉が難航する見通しだとも伝えられていた。だが、350万ユーロ(約4億3000万円)だとされる現在の年俸を30%引き下げることをザザが受け入れ、両クラブ間でも大筋合意に達したとみられている。
移籍の形式は、ウェスト・ハムの場合と同様に、出場数に基づく買い取り義務が付与される形でのレンタルとなる模様。12試合に出場した時点でオプション行使となり、バレンシアは2000万ユーロ(約24億5000万円)でザザを買い取ることになるとのことだ。
ウェスト・ハムでは、ザザが14試合に出場した時点で買い取りが行われる契約となっていたが、出場は11試合でストップ。スラベン・ビリッチ監督は、買い取り義務の発生を避けるため起用を避けていることを認めたと報じられていた。
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