マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
巨額の報酬でスター選手を買い集めている中国スーパーリーグの次のターゲットは、マンチェスター・ユナイテッド主将のウェイン・ルーニーかもしれない。23日付の英紙『ミラー』が伝えている。
近年の移籍市場では、多くの大物選手が中国からの誘いを受け、欧州や南米のクラブから中国へと移籍している。23日にはチェルシーに所属していたブラジルMFオスカルの上海上港への移籍が合意したことも発表された。
オスカルはこの移籍により、中国で週給40万ポンド(約5800万円)相当額の報酬を受け取る見通し。レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウドやバルセロナのリオネル・メッシを上回り、世界で最も高給取りのサッカー選手となる。
さらに、ボカ・ジュニオルスの元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスも上海申花からのオファーを受けており、移籍に近づいているのではないかとみられる。移籍が実現したとすれば、報酬額はオスカルをもさらに大きく上回り、週給61万5000ポンド(約8900万円)に達する見通しだ。
だが、来夏にはその記録がさらに更新される可能性もあるという。広州恒大と北京国安の2クラブがルーニーの獲得に動こうとしており、もし広州へ移籍すれば週給70万ポンド(約1億円)が支払われると伝えられている。C・ロナウドやメッシが現在クラブから受け取る報酬額の2倍近い金額だ。
ユナイテッドとイングランド代表のエースとして長年活躍を続けてきたルーニーだが、もはや絶対的な存在ではなくなり、先発を外れる機会も増えている。今季終了後に中国から破格のオファーが届いたとすれば、心を動かされることもあり得るのかもしれない。
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