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FIFA、キャプテンのみが審判と対話可能とするルール導入を検討

text by 編集部 photo by Getty Images

マルコ・ファン・バステン
FIFAのマルコ・ファン・バステン氏【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)は、試合中にはチームのキャプテンのみが審判に意見を伝えることができるというルールの導入を検討しているという。英メディア『BBC』が24日に伝えた。

 ラグビーにおいてはキャプテンにのみ試合中に審判とコミュニケーションを取ることが認められているが、サッカーにそのような規定はない。試合中には、判定に不満を持った選手たちが主審を取り囲んで口々に抗議を行うような場面がみられることもある。

 FIFAはその状況を変えるべく、新たなルールを設けることも視野に入れているようだ。FIFAの技術発展部門責任者を務める元オランダ代表のマルコ・ファン・バステン氏が『BBC』に語った。

「今は試合中に抗議を行う選手たちも多い。選手たちの振る舞いは改善することができるはずだと思う。正しい方向へ引き戻すことを我々は考えている」とファン・バステン氏は述べている。

 先日日本で開催されたクラブ・ワールドカップにおいては、FIFAはビデオアシスタントレフェリー(VARs)の導入試験も実施した。審判と選手の関係をめぐる状況は今後も改善が図られていくことになりそうだ。

【了】

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