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CWC準優勝の鹿島が広島撃破。横浜FMは劇的ゴールで2連覇中のG大阪に勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島
鹿島アントラーズ(写真はクラブW杯決勝時)【写真:Getty Images】

 24日に第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。13時キックオフのゲームでは、鹿島と横浜FMが勝利を収めている。

 クラブW杯で決勝まで進んだ鹿島は、広島と対戦した。前半を0-0で折り返すと、57分に先制点が生まれる。中盤から小笠原満男が出した絶妙な浮き球のパスをペナルティエリア右で受けた赤崎秀平が、角度のないところから鮮やかに決めた。

 しかし、その5分後には広島が同点のチャンスを迎える。左サイドを突破した柏好文がペナルティエリアに入ったところで昌子源に倒され、PKを獲得した。だが、アンデルソン・ロペスのPKは曽ヶ端準に止められる。

 結局、鹿島はこのリードを守り抜き、準決勝進出を決めた。

 G大阪対横浜FMも前半はスコアが動かず、0-0で折り返した。 先手を取ったのは横浜FM。63分、齋藤学が自分で獲得したPKを決めてリードを奪う。その5分後には天野純が見事なミドルシュートを突き刺したが、オフサイドポジションにいたマルティノスがプレーに関与したとジャッジされたようで、得点は認められない。

 1点差を維持したG大阪は諦めず、87分に同点弾を決めた。CKから今野泰幸が押し込んで1-1に追いつく。

 それでも、その直後に3ヶ月ぶりの公式戦となる中村俊輔を投入した横浜FMは、6分のアディショナルタイムで勝負を決めた。後半途中に“幻のゴール”を決めていた天野が再び左足を振り抜くと、今度は正真正銘のゴールとなり、土壇場で横浜FMが勝ち越し。2-1でベスト4進出を決めた。

 鹿島と横浜FMは、29日の準決勝で対戦する。

 24日に行われた天皇杯準々決勝、13時キックオフ2試合の結果は以下のとおり。

鹿島 1-0 広島
横浜FM 2-1 G大阪

【了】

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