「引いて構えてカウンターを狙うということはありうる」
ミランを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督【写真：Getty Images】
というわけで、運動量が要求される中盤にはマリオ・パザリッチに代わってアンドレア・ベルトラッチの起用が濃厚視されている。またこれまで中盤を勤めることが多かったジャコモ・ボナベントゥーラは17日のアタランタ戦同様に左ウイングとして起用される可能性が高い。
あとはラインを上げて攻めるのか、それともカウンターを狙うのか。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は22日の記者会見で「試合でどちらが優勢になるかで変わるが、我われは試合の主導権を握りたい」と攻撃サッカーの姿勢を打ち出しつつ「相手にもよるが、引いて構えてカウンターを狙うということはありうる」と試合のアプローチに幅をもたせていることを示唆した。
一方のユベントスは、裏を狙われる展開になるとまずいかも分からない。レオナルド・ボヌッチとダニエウ・アウベスが故障欠場中で、前日の練習ではリヒト・シュタイナーも万全ではないことが確認されたという。ここをボナベントゥーラやスソが突き、先発復帰が濃厚なカルロス・バッカに早いタイミングでパスを出せるかどうかが勝負のポイントとなるだろう。
なお会見の中で、モンテッラ監督は出場機会に恵まれていない本田圭佑についても言及し、「彼のプロとしての姿勢は試合に出られない他の選手にとっても良い模範となっている」と語ったものの、「明日（24日の試合）に出られるかどうか、また出るとしてもいつになるかは分からない」と語っていた。
（取材・文：神尾光臣）
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