トラブル発生で1日遅れの出発に。ハンデ背負ったミラン
ユベントスと戦うミランの選手たち【写真:Getty Images】
12月22日に行われたセリエA18節で、ユベントスとミランは試合をしなかった。スーペルコッパ・イタリアーナ開催を23日に控え、開催地であるカタールのドーハに飛んだ彼らは、当然のこと試合をすることができない。クロトーネvsユベントス、ボローニャvsミラン共に2月8日に順延されている。
もっとも、ミランにとってはドタバタなドーハ入りとなってしまった。両チームともに20日にカタール入りの予定だったが、ミランの方はその日に出発ができなかった。チャーター便を運航する英タイタン・エアウェイズの機材にトラブルが発生し、代替機も工面できなかったため1日遅れの出発となってしまった。
アドリアーノ・ガッリアーニ副会長は怒り心頭で、「ユーベはすでに暖かい土地に入って、こちらと20℃ぐらい気温の差がある場所で調整を始められている。競技上で大きなハンデで、次に飛行機が遅れたら辞退もあり得る」とボイコットもチラつかせていた。
それでも彼らは無事に出発し、試合は予定通り開催される模様だ。ユベントスが勝てば5連覇を達成し歴代単独8度目の優勝となり、一方ミランが勝てば5年ぶり7度目の優勝となり、歴代でもユーベに並ぶことになる。何より、彼らにとっては久しぶりのタイトル獲得となる。
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