ミランのFWルイス・アドリアーノ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティのMFヤヤ・トゥーレなどの代理人を務めるロシア人のディミトリ・セルク氏は、ミランのFWルイス・アドリアーノを獲得しないよう強く忠告している。21日にロシア『チャンピオナト.com』が伝えた。
昨年の夏に期待されてミランに加入するも、今ではFWの3番手に甘んじているL・アドリアーノ。これまで出場した36試合で僅か6得点の結果しか出せておらず、300万ユーロ(約3億6000万円)という年俸の高さからも現在放出の対象とされている。
そこで、L・アドリアーノの獲得に関心を示していると噂されているのがロシア1部のスパルタク・モスクワだ。同クラブは、700万ユーロ(約8億5000万円)の移籍金を用意しているとも報じられているが、そこでセルク氏が同FWを獲得しないよう警鐘を鳴らした。
セルク氏は、「L・アドリアーノを獲得したいなんて愚か者か不正を働く者かのどちらかだろう」と非難すると、「私はかなり前から彼を良く知っている。前所属クラブがたったの800万ユーロ(約9億7000万円)で売却したことには何か理由があるからだ」と、同選手の獲得を望むクラブを思い止まらせようとしている。
「彼の長所はスピードだけだ。しかし、ゴールもアシストも決めることなく1シーズンで最長120分しかプレーしないFWなんて本当に必要か? 選手の年俸ではなくそれを要求する者たちに注意すべきだ。このような者たちとは関わらない方が身のためだ」
今季の出場時間はまだ120分間しかないが、ミランと2020年まで契約で結ばれているL・アドリアーノは、今冬に新天地を求めようとするだろうか。
【了】