ブラジルコンビの破壊力はリーグ屈指。若い世代も実力示す
ディエゴ・オリヴェイラ、クリスティアーノの破壊力はリーグでもトップレベル。特に前者は加入初年度ながら対戦相手に最も警戒される選手となった。リーグ戦12ゴールは決して多くはないが、ポストプレーや単独での突破もチームの武器となった。
若い世代も順調に育ってきており、守護神の中村は評判どおりの実力を示している。中谷進之介、中山雄太のCBコンビは将来が楽しみで、特に中山はU-19日本代表のアジア制覇に大きく貢献するなど国際大会でも存在感を発揮した。重要なのは控えの充実だろうか。
スタメン級はリーグ屈指の陣容である一方、彼らのポジションを脅かす選手が欲しいところ。山中亮輔はすでに横浜F・マリノスへの完全移籍が決定。左SBのバックアッパー確保は急務となっている。一方でJ2のレノファ山口から小池龍太を補強。21歳とノビシロ十分で、J1での飛躍が期待される。
再びACLへの切符を掴むためにも、そしてリーグ優勝に狙う意味でも、各ポジションの戦力アップは欠かせない。
【次ページ】診断