クラブとして成長感じた1年に。岩政、矢島らの穴埋めは必須
オリジナル10の名門は今シーズン、大改革を行った。所属選手の大半を入れ替え、全く違うチームに変貌した。しかし、結果は昨シーズンをも下回る11位。プレーオフ進出は夢と消え、トップ10にすら入れなかった。
得点は52と平凡な結果に終わり、失点は過去最多の53。これではJ1昇格は難しい。関塚隆監督はシーズン途中で解任。後任の長谷部茂利監督もチームを上昇させることはできなかった。
そんな中、若手は可能性を感じさせた。町田也真人は11ゴールを奪い、岡野洵、乾貴哉は終盤に台頭した。
成長著しい若い力を大事に育てつつ、攻守のテコ入れを図りたいところ。特に前線で核となれる町田のパートナー探しが急務か。
来シーズンからファン・エスナイデル新監督が指揮を執ることが決定している。元アルゼンチン代表の下で新たなスタートを切ることになった千葉。再びJ1の舞台を踏むことができるだろうか。昇格への道は険しいが、クラブ一丸となって目標達成にまい進したい。
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