アウグスブルクに所属する宇佐美貴史【写真:Getty Images】
現地時間20日にブンデスリーガ第16節の試合が行われ、アウグスブルクはドルトムントと対戦し1-1の引き分けに終わった。この試合でアウグスブルク所属の日本代表MF宇佐美貴史はベンチ入りしたものの出場はしていない。
バイエルン・ミュンヘンやホッフェンハイムに在籍していた時期にも試合に出場できない期間はあった。ただ、宇佐美にとって2度目となるドイツ挑戦では並々ならぬ努力を続けているようだ。
「(昔との違いは)様々ありますけど、例えば練習が終わった後にボールを触ったりという練習を1人でやることが多かったんですけど、シーズン開幕から監督が変わるまで、練習量は俺が一番多かったと思います。それもフィジカルコーチを捕まえて…自分自身に帰ってくるものは一人でやろうがフィジカルコーチを捕まえようが一緒なんですけど、そこでフィジカルコーチを捕まえることができた」
「1人で黙々と。1人でやれていることの満足感、充実感。そういう努力は昔からできていましたけど、自分で積み上げる努力に質と量というところを求めながらやれたので、そこはやりながら自分自身でも『ここまでいろんな苦しみを与えられながらよくここまでできるな』と思いましたし、よく頑張れたなと。あの状況でこれだけ頑張れたらもう頑張れないことはないだろうなと思いましたね」
続けて「心肺機能を鍛えていく上で口呼吸と鼻呼吸どっちがいいねんってことも勉強したりとか。いろんなアクションをしながら、自分の中身を変えながら…なので成長はしてると思いますよ」と語り、細かい部分も改善していることを明かした。
また「練習試合が終わって次の日、俺ら(控え組は)試合やってないのに回復トレーニングやったりしてたんですよ、前の監督の時。そん時とかも、俺は一人でフィジコに『今日終わったら(トレーニング)やってくれ』と言って。
そしたら俺に連鎖してみんなやるようになっちゃって。それは逆にやめてくれって思いましたけど、1人でやりたかったんで。そういうアピールも大事やと思って俺はやってたんで。でもそういう中でも絶対俺が一番(練習)量やってましたし、フィジカルの量とか。いい感じですよ」とコメントし、人一倍努力していることを明かした。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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