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香川真司 8年前

ドルト、ホームで喫した「最悪」のクリスマス。またも露呈した“悪癖”に募る香川の危機感

text by 本田千尋 photo by Getty Images

冬の合宿では自信回復と規律の徹底を

 冬の合宿中の競争を通して、チームとして自信を取り戻す。そしてもたらされる規律の徹底。確固たる意思を持ったポゼッションをピッチ上に描くことで、ロスト時の守備を機能させる。

 アウクスブルク戦での状態を「最悪」と振り返る香川としては、合宿を通してコンディションも整えたいところだ。前半戦の怪我がなければ、とは考えていない。

「それはしょうがない世界なんで。怪我をポジティブに捉えてトレーニングをできたし、考えることもできた。それは結果論。どんなことでもポジティブに受け止めています」

 それでもコンディションを取り戻してこそ「競争」は始まる。そして「ここで勝ち残れれば、自然と代表でも結果が付いてくるとは思っています」と香川自身が考えているように、日本代表の戦いにも繋がって行くはずだ。

 前半戦を終えてなお、まだ熟していないドルトムントのサッカー。後半戦に入れば、2月にはアウェイで苦杯を舐めたRBライプツィヒ、CLの決勝トーナメントで“イベリア半島の雄”ベンフィカと対戦する。

 難敵は待ってくれない。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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