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テベス、涙のラストゲームで1G1A…無言で去るも監督は「まだ何も決まってない」

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・テベス
去就が噂されているFWカルロス・テベス【写真:Getty Images】

 中国から“メガオファー”が提示されているボカ・ジュニオルスの元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが、この試合が最後とみられているホームゲームで涙を流した。19日付のアルゼンチン紙『クラリン』などが報じている。

 現地時間18日にアルゼンチンリーグ第14節が行われ、ボカはホームでコロンと対戦した。この試合に先発出場したテベスは、2-1とする勝ち越し弾を決めると3点目のアシストも決め、ホームサポーターの前で4-1の勝利に貢献している。

 そして89分に交代を告げられると、ピッチに乱入して来た1名のファンがテベスの前で土下座をして残留を要求。そこでハグをして感極まったテベスは、涙を流しながらスタンディングオベーションが沸き起こったスタンドに挨拶で応えた。

 テベスに対しては、中国スーパーリーグの上海申花から2年間で8000万ドル(約94億円)の報酬が提示されていると報じられており、サインは時間の問題ではないかとみられている。そして、先日「将来についてはハネムーン中に考える」と答えたテベスは、試合終了後のインタビューに一切答えることなく、無言のままドレッシングルームへと姿を消して行った。

 一方、テベスの将来についてボカのギジェルモ・バロスケロット監督は、「カルロスは私には何も言わなかった」とコメント。そして、「まだ何も決まっていない。我々は1月に彼を待っているし、決断は彼のみに託されている」と述べ、テベスの去就が未定であることを主張している。

 先日にはチームへの残留に傾きつつある様子を見せたとも報じられたテベス。果たしてこの試合がボカでのラストゲームとなってしまうのだろうか。

【了】

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