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マンC、序盤戦の期待感はどこへ? アーセナル撃破も浮き彫りとなった脆さ

マンチェスター・シティは現地時間18日、プレミアリーグ第17節でアーセナルと対戦。セルヒオ・アグエロとフェルナンジーニョを出場停止で欠くも、2-1の勝利を収めた。今季のリーグ戦は6連勝という絶好のスタートを切ったシティだったが、いまはその時の期待感は感じられない。(文:舩木渉)

text by 舩木渉 photo by Getty Images

シティ、アーセナルに勝利も満足いくパフォーマンスとはならず

フェルナンジーニョ
前節の退場によって出場停止処分となったフェルナンジーニョ【写真:Getty Images】

 シーズン序盤の期待感はどこへいってしまったのか。マンチェスター・シティは現地時間18日に行われたプレミアリーグ第17節のアーセナル戦に2-1で勝利したが、内容はとても褒められたものではなかった。

 最大の要因はフェルナンジーニョの不在だろう。チェルシー戦の終盤に両チームの選手が入り乱れる乱闘が起き、セスク・ファブレガスを押し倒して一発退場。3試合の出場停止処分を受けてメンバーから外れている。

 中盤の底で守備からゲームメイクまでを一手に担っていたブラジル代表MFが不在の間、ペップ・グアルディオラ監督は3バックや2ボランチを採用していたが、あまり良い結果は出ていない。そこでシステム含め好調だったシーズン序盤の戦い方に戻して臨んだのがアーセナル戦だった。

 フォーメーションは4-1-4-1で、フェルナンジーニョが入るはずだった中盤のアンカーにはフェルナンドが入る。セルヒオ・アグエロも出場停止中のため1トップにはラヒーム・スターリングが据えられ、後半からはケビン・デ・ブライネが入るなど前線は流動的な構成となった。

 前半、シティはわずか5分で守備の拙さを突かれて失点してしまう。ボールを持ち上がるエクトル・ベジェリンを捕まえ切れず、アレクシス・サンチェスへの寄せも甘かった。また、テオ・ウォルコットの動き出しにもついていけず簡単にゴールを許してしまった。

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