シティ、アーセナルに勝利も満足いくパフォーマンスとはならず
シーズン序盤の期待感はどこへいってしまったのか。マンチェスター・シティは現地時間18日に行われたプレミアリーグ第17節のアーセナル戦に2-1で勝利したが、内容はとても褒められたものではなかった。
最大の要因はフェルナンジーニョの不在だろう。チェルシー戦の終盤に両チームの選手が入り乱れる乱闘が起き、セスク・ファブレガスを押し倒して一発退場。3試合の出場停止処分を受けてメンバーから外れている。
中盤の底で守備からゲームメイクまでを一手に担っていたブラジル代表MFが不在の間、ペップ・グアルディオラ監督は3バックや2ボランチを採用していたが、あまり良い結果は出ていない。そこでシステム含め好調だったシーズン序盤の戦い方に戻して臨んだのがアーセナル戦だった。
フォーメーションは4-1-4-1で、フェルナンジーニョが入るはずだった中盤のアンカーにはフェルナンドが入る。セルヒオ・アグエロも出場停止中のため1トップにはラヒーム・スターリングが据えられ、後半からはケビン・デ・ブライネが入るなど前線は流動的な構成となった。
前半、シティはわずか5分で守備の拙さを突かれて失点してしまう。ボールを持ち上がるエクトル・ベジェリンを捕まえ切れず、アレクシス・サンチェスへの寄せも甘かった。また、テオ・ウォルコットの動き出しにもついていけず簡単にゴールを許してしまった。
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