チェルシーのオスカルとウィリアン【写真:Getty Images】
チェルシーのブラジル代表MFオスカルは、やはり中国への移籍が確実となったようだ。チームメートのMFウィリアンが、すでに別れの挨拶を告げられたと明かしている。17日付の英紙『ミラー』などが伝えた。
チェルシーで出場機会を失っているオスカルに対しては、中国スーパーリーグの上海上港がオファーを出しており、移籍成立間近だと報じられていた。オスカル自身も「90%確かな話」だと認め、わずかな書類手続きを残すのみという状況だと話している。
「彼はもうサヨナラを言ってきたよ。良い友人が去っていくことになるね」と、同じブラジル代表でもあるウィリアンは別れを惜しんでいる。「彼と彼の家族のために幸運を祈っているよ」と続けた。
巨額の報酬を提示され、欧州のトップリーグを離れるという選択には否定的な声もあるが、ウィリアンは理解を示している。「選手のキャリアはレースのようなものだと分かっている。すぐに終わってしまうものだ。だから機会が訪れた時には、僕らは家族のことを考えることになる」
中国への移籍が実現すれば、オスカルは週給40万ポンド(約5800万円)という世界トップクラスの報酬を受け取ると見込まれている。上海上港では元チェルシー指揮官でもあるアンドレ・ビラス=ボアス監督のもとで、同じブラジル代表のFWフッキともチームメートとしてプレーすることになる。
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