シャペコエンセのエンブレム【写真:Getty Images】
コロンビアのアンティオキア県知事は15日、飛行機墜落事故が起きたコロンビアのエル・ゴルド山の名称が“シャペコエンセ山”に変更されたことを発表した。15日付のコロンビア紙『エル・ティエンポ』などが報じている。
コパ・スダメリカーナ決勝1stレグに挑むためにコロンビアのメデジンへ向かっていたブラジル1部のシャペコエンセを乗せた飛行機は、現地時間11月28日に夜にメデジン郊外のアンティオキア県ラ・ウニオンにあるエル・ゴルド山の山間部に墜落。この事故で、搭乗していた77名中71名が命を落とす大惨事となった。
この悲劇的な事故を受けて、アンティオキア県ラ・ウニオンの市議会は、シャペコエンセの選手たちを含む71名の犠牲者に対して哀悼の意を表し、エル・ゴルド山の名称を“シャペコエンセ山”に変更することに決定。そして、アンティオキア県知事のルイス・ぺレス氏が記者会見の場でそのことを発表した。
「この名前は永遠に残ることになるだろう。我々はこの山で悲劇的に亡くなった全ての犠牲者にこのような形で哀悼の意を表したい。そして“シャペコエンセ山”は、墜落現場を見学に訪れたい観光客のための巡礼地となるだろう」
また、ぺレス県知事は、哀悼の意を表した彫刻を創作したり、シャペコエンセを仄めかした芸術作品を作るために近々芸術家を招く計画をしていることも明かしたと報じられている。
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