レアル・マドリーのマリアーノ・ディアス【写真:Getty Images】
長谷部誠が所属するフランクフルトが、この冬の移籍市場で、レアル・マドリーの若手FWマリアーノ・ディアスの獲得に全力を注ぐようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。
同紙によると、フランクフルトのフレディ・ボビッチSD(スポーツディレクター)が、すでにマドリーのホセ・アンヘル・サンチェスGD(ゼネラル・ディレクター)と接触し、同選手の獲得を申し入れているということだ。マドリーは、今季DFヘスス・バジェホ、MFオマール・マスカレルの2名の若手選手をフランクフルトに送り込んでおり、両クラブの関係は非常に良好で、これをいいオファーと受け止めているが、最終決定はマリアーノの判断に委ねられるようだ。
マドリーはこの夏も出場機会を得るために、この23歳のFWに移籍を勧めたが、最終的に残留を決断。今シーズンはここまでトータル157分という短い出場時間だが、5ゴールをマークしアピール。ジネディーヌ・ジダン監督にとってカリム・ベンゼマ、アルバロ・モラタに次ぐ第3のオプションとなっている。
このマリアーノにはフランクフルトのみならず、バレンシア、セビージャ、アラベス、デポルティボなど、スペイン国内のクラブも熱視線を送っているが、同選手とのサインには税抜きで150万ユーロ(約1億8500万円)かかると言われ、いくつかのクラブには高いハードルとなると同紙は指摘している。現在ブンデスリーガで6位と好調のフランクフルトにスペインから新たなオプションが加わることになるのだろうか。
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