ニコラ・サルコジ元大統領とPSGのナセル・アル・ケライフィ会長【写真:Getty Images】
フランスのニコラ・サルコジ元大統領がパリ・サンジェルマン(PSG)の次期会長に就任するという見通しが一部で報じられたが、本人周辺の関係者が噂を否定したという。16日付のフランス複数メディアが伝えている。
雑誌『GQ』フランス版は16日に独占情報として、サルコジ氏のPSG会長就任に向けた動きがあると報じていた。今月に入って具体的な交渉が行われており、ウインターブレーク中か、遅くとも来年3月のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦終了後には決定が下される見通しとの内容だった。
PSGのオーナーであるカタール投資庁は、今季のチームの成績が振るわないことでナセル・アル・ケライフィ現会長に不満を抱き、会長交代を画策しているとみられていた。
だが、サルコジ氏の関係者はすぐさまこの噂を否定している。『ハフィントン・ポスト』フランス版は、同氏の関係者によるコメントとして、「会長職を提示されてはおらず、従って受け入れてもいない」との言葉を伝えている。
リーグアンで昨シーズンまで4連覇と圧倒的な強さを誇ってきたPSGだが、今季は苦戦を強いられ、第17節を終えた時点でニース、モナコの南仏勢に続く3位に甘んじている。一方、CLではグループ2位での決勝トーナメント進出を果たしており、ベスト16でバルセロナと対戦する。
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