香川真司【写真:Getty Images】
現地時間16日、ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第15節でホッフェンハイムと対戦し、2-2で引き分けた。MF香川真司はこの試合でベンチ入りしたが、まだ万全の状態とは程遠いようだ。
香川は足首の負傷でここ4試合ベンチ入りメンバーから外れていた。それでも13日にチーム練習を再開し、復帰に近づいていたところだ。
右足首の状態について香川は、「炎症があって注射を打ったりして休んでいた。靱帯というか、どっちかというと骨挫傷。水が溜まったりしました」とコメント。9月の打撲から影響があるようで、「ケアしながら練習していたりして、打撲を繰り返したりもした。その中でたまっていった感じはします」と語る。
2ゴールを決めた先月22日のレギア・ワルシャワ戦に出場したことで悪化したわけではないと話す香川だが、「多少は良くなりましたけど、しっかり治すにはまだ時間がかかると思う。ウィンターブレークもあるんで、という感じです」と、もう少し時間が必要だと明かした。
ドルトムントは現在、負傷者が続出している。そういった状況でなければ、香川はベンチ入りは見送られたかもしれない。この日は「そもそもウォームアップもそんなにやっていなかった」そうで、トーマス・トゥヘル監督もあまり起用は考えていなかったようだ。
ホッフェンハイム戦は前半に退場者が出たが、後半の立ち上がりに追いついて2-2の引き分けで試合を終えている。
チームは勝ちきれない試合が続いているが、「相手は良いチーム。10人になって引き分けに持ち込んだことは良かったんじゃないかなと思う」と前向きに捉える香川。年内ラストゲームとなる次節で「ホームでしっかりと終えられたら」と誓うと同時に「これ以上怪我人が出ないこと」を願った。
(取材:本田千尋【ホッフェンハイム】、文・構成:編集部)
【了】