クラブW杯決勝に進んだ鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】
日本で開催中のクラブワールドカップは14日と15日に準決勝が行われ、開催国王者である日本の鹿島アントラーズと、欧州王者であるスペインのレアル・マドリーが決勝へ進んだ。15日付のスペイン紙『マルカ』は、決勝でマドリーの対戦相手となる鹿島について紹介している。
今年のJ1王者となったことでクラブW杯出場権を獲得した鹿島は、準決勝で南米王者アトレティコ・ナシオナルを見事に撃破し、初のクラブW杯決勝へ進む快挙を成し遂げた。欧州王者に挑む決勝での戦いぶりには、世界中から注目が集まることになる。
『マルカ』は鹿島の決勝進出を「予想外の成功」だとしつつ、「鹿島アントラーズについて知っておくべき5つのこと」と題し、マドリーにとっては未知の相手となるJ王者についての紹介記事を掲載した。
直訳すれば「シカの島」という意味となる町を本拠地とし、1947年に住友金属工業蹴球団として設立されたこと、Jリーグ設立から24年間にわたって2部降格を経験していないチームは鹿島と横浜F・マリノスの2チームだけであること、日本で最多のタイトルを獲得しているクラブであることなどを解説。アジア勢としては初のクラブW杯決勝進出であり、「歴史を作った」とも伝えられている。
そういった事実に加えて、スペイン紙も注目しているのはやはりサッカー界の“レジェンド“であるジーコ氏との関係だ。プロ化当初に選手としてプレーし、その後監督(代行)も務めたことが紹介されている。他にもレオナルド氏やジョルジーニョ氏が選手としてプレーし、トニーニョ・セレーゾ氏も監督を務めるなど、ブラジルの大物スターとの繋がりは鹿島の大きな特色のひとつだとみなされているようだ。
18日に行われる決勝では、スペインも含めた世界のファンが実際に鹿島のプレーを目にすることになる。公式戦36試合無敗を維持する世界的な強豪に対し、どのような戦いぶりを見せられるだろうか。
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