ドルトムントは再び野戦病院
前節のケルン戦でドローに終わり、6位に留まったドルトムント。格上に挑む気持ちを持って、ホッフェンハイムに臨む必要がありそうだ。ケルンのペーター・シュテーガー監督は、トゥヘルのボール・ポゼッションをしっかりと分析して対策を練ってきた。クロップと、何よりトゥヘルを知るナーゲルスマンでは、なおのことだろう。
そしてドルトムントは再び野戦病院の様相を呈している。15日の前日会見でトゥヘルが語るところによれば、ローデ、ピシュチェク、ソクラティス、カストロはケルン戦の負傷が原因で離脱した。ドゥルムは腰の問題、バルトラは発熱のため、同様にホッフェンハイム戦の遠征には帯同しない。ゲレイロ、そして香川真司は今週からトレーニングに部分合流したが、ホッフェンハイム戦には間に合わない、とのことだ。
特に、今季CBのポジションでレギュラーを務めてきたソクラティスとバルトラを欠くことは、大きな痛手となるだろう。ホッフェンハイム戦ではベンダーが復帰する見込みだが、ケルン戦に劣らず、かなり苦しい戦いを強いられそうだ。
今では挑戦者の立場となったドルトムント。ホッフェンハイム戦は、前半戦では最大のヤマ場となりそうだ。
(取材・文:本田千尋【ホッフェンハイム】)
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