鹿島アントラーズがアトレティコ・ナシオナルを粉砕【写真:Getty Images】
FIFAクラブW杯の準決勝が14日に行われ、鹿島アントラーズが南米王者アトレティコ・ナシオナルを3-0で下してJリーグ勢初の決勝進出を果たした。
アトレティコ・ナシオナルと同じメデジンに本拠地がある新聞『エル・コロンビアーノ』は、「「日本のツナミが緑の幻を崩壊させた」という見出しで、鹿島のパフォーマンスを津波にたとえて南米王者の敗退を大きく報じた。
南米最大の大会コパ・リベルタドーレスを制しただけでなく、シャペコエンセの選手たちを乗せた飛行機墜落事故により試合は行われなかったが、南米第二の大会コパ・スダメリカーナでも決勝進出を果たす最高のシーズンを送っていたアトレティコ・ナシオナル。
だが、世界制覇を狙って臨んだFIFAクラブW杯では鹿島アントラーズに敗れて準決勝で散った。夢のようなシーズンの終わりは、鹿島によってもたらされた。
また「前半45分間はナシオナルがボールを保持して鹿島のカウンターに対応していたが、30分にヴィクトル・カッサイ主審はビデオ判定を使用して鹿島にPKを与えゴールを許した。歴史上初めて、テクノロジーが主人公になった」と、FIFA主催の大会で史上初めて使用されたビデオアシスタントレフェリーにも言及した。
アジア勢として初めてFIFAクラブW杯決勝進出を果たしたこと、南米王者が準決勝で敗れたことは少なからず世界に衝撃を与えている。鹿島アントラーズはサッカー界に新たな歴史を刻んだ。
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