遠藤康はA・ナシオナル戦で鹿島に貴重な2点目をもたらした【写真:Getty Images】
FIFAクラブW杯の準決勝が14日に行われ、鹿島アントラーズが南米王者アトレチコ・ナシオナルを3-0で下してJリーグ勢初の決勝進出を果たした。
歴史的な一戦を終えてコロンビアの新聞『エル・ティエンポ』は「全く想像もしてしなかった」と落胆を隠せない書き出しの記事を掲載した。
アトレチコ・ナシオナルのパフォーマンスについて「前半はとにかく素晴らしかった」と称賛したものの、「7度の明らかな決定機をフイにし、クロスバーやGKの曽ヶ端準にも阻まれた」と多くのチャンスを決めきれなかった展開を悔やむ。
エースのミゲル・ボルハを「捕食者のようだった」と表現したが、それを封じ込めた曽ヶ端や守備陣を称えている。
そして何と言っても後半の2点が勝負を決めた。同紙は「ナシオナルが同点にできず苦しんでいると、83分に0-2とされてしまった。GKのフランコ・アルマーニがボールを後ろの遠藤のもとへこぼしてしまった。さらに彼は3ゴール目も許してしまった。日本のチームはユウマ(鈴木優磨)のおかげで勝利を確実なものにした」と、終盤に立て続けに奪われたゴールを振り返っていた。
アトレチコ・ナシオナルに勝利した鹿島アントラーズは、18日の決勝でレアル・マドリー対クラブ・アメリカの勝者と対戦し、世界一の称号獲得を目指す。
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