マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、FWメンフィス・デパイやMFモルガン・シュネデルランに対してオファーがあれば放出に応じる可能性を示唆している。13日付の『マンチェスター・イブニング・ニュース』など英複数メディアが伝えた。

　ともに昨年夏に巨額の移籍金でユナイテッドに加入したデパイとシュネデルランの2人だが、今季から就任したモウリーニョ監督のもとでは出場機会が激減。両者ともにプレミアリーグでの先発出場はなく、交代出場でわずかな時間しかプレーしていない。

　エバートンが両者の獲得を望んでいるとも報じられている状況で、モウリーニョ監督はオファーがあれば交渉に応じる姿勢を示している。「私はどの選手へのオファーに対しても常にオープンだ」と語った。

　チェルシーを指揮していた際に現ユナイテッドのMFフアン・マタを放出した際も同じだったとして、選手本人が移籍を望むのであれば止めはしないと指揮官は主張している。「選手たちの声を聞く準備は常にある。ここでハッピーではなく、移籍を望むと言ってくる選手がいて、オファーが適切であれば、相手がライバルクラブであっても止めることはない」

　一方で、シーズン開始当初から完全に戦力外の状態となり、1月の退団が確実視されていたMFバスティアン・シュバインシュタイガーは一転して残留の可能性が高まりつつあるようだ。「そうなる（残留する）と思う。選手本人が再び、別の未来を掴みたいという話をしてこない限りはね」と指揮官は語った。

　一時はトップチームの練習からも外されるほど冷遇されていたシュバインシュタイガーだが、10月末から練習に復帰。先月末にはカップ戦で待望の今季初出場を果たした。

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