診断
補強診断 D
藤田は右SB不動のレギュラーとして定着し、富山はセットプレーのキッカーも務めた。しかし、楠神順平と中美慶哉が半年でチームを去るなどシーズン途中に9人を放出。夏にやって来た外国人選手2人もなかなかフィットしなかった。
新体制作りが遅れたとはいえ、決して今季の補強が上手くいったとはいえないだろう。フィッカデンティ監督はメンバーを固定して少数精鋭で戦うタイプであるだけに、移籍市場での成功が来季の成功に繋がるかもしれない。
総合力診断 C
Jリーグではなかなか見られない4-3-1-2のシステムでフィッカデンティ監督の目指すスタイルを選手たちが追求。しかし、その結果が現れたのは2ndステージになってからだった。中盤4人のハードワークがチームの根幹だ。
高橋はアンカーとして危険なスペースを埋め、機を見てカウンターにも参加。福田はフィッカデンティ監督の下で大きく成長し、鎌田は守備だけでなく攻撃で存在感を見せつけた。エース豊田も14得点を挙げ今季も健在だったことから、来季もこのメンバーが軸となるはずだ。
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