「この日本人は途中出場から点数を増やしてくれるような男ではない」
13日の地元紙各紙は、12日のローマ戦で10分足らずの出場に終わったミランMF本田圭佑を、出場時間が短かったため採点の対象外とした。
ただ唯一、全出場選手に寸評欄を設けたガゼッタ・デッロ・スポルトのみは、本田に対しての寸評を掲載。先発出場が濃厚と思わせておいてそれを覆したこと、また本田に短い時間で結果を出すことを求めるような采配をしたことを批判していた。寸評は以下の通り(前述のとおり評点はなし)。
「モンテッラは彼に悪ふざけをした。先発出場が明らかと思われていたような状況でありながら彼をスタメンから外した。彼の出場は試合に影響をもたらさなかったが、この日本人は途中出場から点数を増やしてくれるような男ではない」
一方コリエレ・デッロ・スポルトは、マッチレポートにおいて「交代策はミランを弱化させた。マティアス・フェルナンデスも本田も、試合には何ももたらさなかった」と批判した。
(取材・文:神尾光臣【ローマ】)
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