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ブラジルサッカー連盟、最終節を棄権したシャペコとアトレチコに罰金処分下す

text by 編集部 photo by Getty Images

シャペコエンセ
シャペコエンセのエンブレムが入った公式ボール【写真:Getty Images】

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は、ブラジル全国選手権1部の最終節を棄権したシャペコエンセと対戦チームのアトレチコ・ミネイロに罰金処分を下した。12日にアメリカメディア『ESPNデポルテス』など複数のメディアが伝えている。

 先月末にシャペコエンセの選手らを乗せた飛行機がコロンビアで墜落し、選手19名や監督が命を落とす大惨事が起きた。これを受けて、CBFは当初4日に開催を予定していたリーグ最終節を1週間延期することに決定。そうして現地時間11日にブラジル各地でリーグ最終節が開催された。

 しかし、大部分の選手を失って試合を行える状態でないシャペコエンセの幹部は、事故が起きてまだ間もない12月1日の時点で、すでにアトレチコ・ミネイロの幹部とともに最終節を棄権する意志を表明。

 また、最終節の結果がお互いの順位に大きな影響を及ぼす可能性がないことも棄権した理由の1つだとみられているが、これに対してCBFは、U-20チームの選手を出場させて犠牲者を追悼するための記念マッチを行うなど、とにかく試合を予定通り行うよう当初からしつこく要求していたという。

 ところが当日スタジアムは開場されず、両チームが姿を現さなかったために審判団は規定通りに両チームに対する「0-3での不戦敗」を宣告。それに加え、CBFは両チームに対して勝ち点2の剥奪と10万レアル(約346万円)の罰金処分を下す決定をしている。

 そのような中で、ブラジル全国選手権1部の最終節が開催された。そこでは、各チームがシャペコエンセに向けて様々な形で追悼の意を表する姿が確認されたと報じられている。

【了】

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