診断
補強評価 C
GKに負傷者が続出し、シーズン途中で加入した植草裕樹はチームを窮地から救った。期限付き移籍先の栃木SCから復帰した金子翔太も大前の離脱を埋めるだけの活躍を見せた。
しかし、目立ったインパクトを残したのはこの2人のみ。チームの1年は素晴らしい終わり方だったが、効果的な補強は少なかった。
総合力診断 A
85得点を挙げた攻撃力に目を奪われがちだが、「37」という失点数の少なさも特筆すべき功績だろう。1年を通して最終ラインの組み合わせを固定できないチーム事情がありながら、ベテランの角田誠を中心に強固な守備組織を作り上げた。
複数失点の試合は数えるほどで、終盤の9連勝は守備の奮闘なくして成しえなかった。1年かけて成長した選手たちの姿は序盤戦の不安定さが嘘のようだった。
【了】