マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチは、ヨーロッパリーグ(EL)の試合による過密日程がプレミアリーグの試合に影響を及ぼしていると不満を漏らした。10日付の英紙『デイリー・メール』が報じている。
これまでミッドウィーク開催の試合ではチャンピオンズリーグ(CL)の試合でしかプレーをしたことがなかったイブラヒモビッチ。しかし、今季より加入したユナイテッドが昨季にCLの出場権を獲得できなかったことで、キャリアで初めてとなるELに挑むことになった。
木曜日に行われるELの試合は、週末に行われるリーグ戦までの日数が減るためにスケジュールとの兼ね合いが難しくなる。その上、特に組み合わせ抽選により長距離移動を強いられることもしばしばだ。
ユナイテッドは、現地時間8日に約2915km離れたウクライナのゾリャ・ルハーンシクと対戦した。この距離は、日本で言えば択捉島-沖ノ鳥島間(3020km)に近い距離に相当するもので、約3時間の飛行時間を必要とする。
イブラヒモビッチは、このような理由によりリーグ戦の試合を準備するための時間が十分にないと考えているようだ。ユナイテッドのメンバーの中で今季の出場時間が最も長いイブラヒモビッチは、「この木曜日の試合がオレたち、特にオレをを殺しているからあまり休む時間がない」と不満を漏らすと、「オレは木曜日に試合をすることに慣れてはいないんだ。だから今オレたちには体力を回復するための時間が1日少ない」と、ELによる過密日程に苦言を呈した。
ユナイテッドは、現地時間11日に行われるプレミアリーグ第15節でホームにトッテナムを迎える。
【了】