インテルで出場機会を得ることができていない”ガビゴル”ことFWガブリエウ・バルボサだが、代理人は他クラブへのレンタルに否定的な見解を示している。9日付のブラジル『グローボエスポルチ』が伝えた。

　夏にはU-23ブラジル代表の一員としてリオデジャネイロ五輪で活躍し、ブラジルA代表でもプレーするガビゴルは、8月末にインテル移籍が決定。将来有望な若手FWとして期待されていたが、ここまではその力を見せることができていない。

　フランク・デ・ブール前監督のもとでは、リーグ戦1試合に交代出場して16分間プレーしたのみ。ステファノ・ピオリ新監督の就任で状況が変わることも期待されたが、その後も出場の機会は訪れていない。1月の移籍市場で他クラブへ移る可能性も噂され、スペインのラス・パルマスがレンタルを望んでいるとも報じられている。

　だが代理人のワグネル・リベイロ氏は、ガビゴルが現状に不満を抱えていることを認めながらも、レンタルには否定的な姿勢だ。「誰であれ16分間で評価されるのは不可能だが、レンタルは良くない。彼はこれからインテルでレギュラーになる。チャンスさえ与えてくれればいい」と主張した。

「ガブリエウは、良い給料をもらって満足するような他の選手たちとは違う。プレーすることを望んでおり、プレーできなければ幸せではない」と代理人は語る。もし移籍しなければならないとすれば「インテルと同じクラスのチームでなければならない」と、ビッグクラブ以外への移籍には応じない姿勢を示した。

　1月の移籍市場を迎えるまでに、年内の試合は残り3試合。ガビゴルはインテルで力を発揮するチャンスを与えられるだろうか。

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