ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、レアル・マドリーがドルトムントの選手数名の移籍交渉に関して優先的に情報を得られる合意を取り付けたという報道内容を否定した。9日付の独紙『ビルト』が伝えている。
スペイン紙『マルカ』は8日に、ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤン、MFユリアン・ヴァイグル、MFウスマン・デンベレの3人に関して、マドリーとの間である合意が交わされたと報じていた。他クラブからこれらの選手たちの獲得に向けた動きがあった場合には、ドルトムントはマドリーにそれを伝えなければならないという合意とのことだった。
両クラブの密接な友好関係を示すものだと伝えられていたが、ヴァツケCEOはこの合意の存在を否定している。今週行われたチャンピオンズリーグでの両チームでの対戦の際にマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長と話をしたことは認めつつ、次のように語った。
「フロレンティーノ・ペレスと昼食をともにし、スタジアムでも隣に座っていたのは事実だ。だが、ドルトムントの選手たちについて1秒たりとも話はしていない。合意は存在しない」
ドルトムントのエースストライカーであるオーバメヤンは、マドリーでプレーするのが夢であることを公言している。マドリーは「心のクラブ」であり、いつかマドリーでプレーすることを祖父と約束したのだという。
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