ボカ・ジュニオルスのカルロス・テベス【写真:Getty Images】
アルゼンチン1部のボカ・ジュニオルスに所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、中国から破格のオファーが届いていることを認め、誘いに応じる可能性も示唆している。8日付のアルゼンチン紙『クラリン』などが会見での同選手のコメントを伝えた。
テベスに対しては、中国スーパーリーグの上海申花が年俸4000万ユーロ(約48億6000万円)という巨額のオファーを出していることが報じられていた。上海側は交渉の事実を認めていたが、テベスも「オファーのことは知っているし、数字も知っている」と述べ、中国からの誘いを認めた。
中国行きの可能性については「排除はしないし、少なくとも数字的には惹かれる部分もある」と率直に語るテベス。だが「行くかもしれないし、プレーをやめるかもしれない」とも話しており、現役引退も含めて今後の去就は全くの未定だと主張した。
現時点では、今週末に予定される宿敵リーベル・プレートとの試合を含め、ボカでのプレーに集中したいという姿勢を示している。「今はそういう決断を下すべきときではない。年末には考えなければならないことがたくさんある。もっと冷静になれる時に決断したい」と語った。
プレミアリーグとセリエAで計9年間を過ごしたテベスは、昨年夏に古巣ボカに復帰した。ボカとは2018年6月までの契約を結んでいる。
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