シャルケの内田篤人(左)とザルツブルクの南野拓実(右)【写真:Getty Images】
現地時間8日にヨーロッパリーグ(EL)最終節が行われ、シャルケはザルツブルクと対戦し0-2の敗戦を喫した。この試合で、シャルケ所属の内田篤人が21ヶ月ぶりの復帰を果たしている。
試合後に内田がザルツブルクの南野拓実とユニフォームを交換した。内田にとって、この日は負傷離脱後久しぶりにピッチに立つことができた記念すべき復帰戦。
だが、内田本人は「この1年9か月からの復帰は感動的なものじゃない。自分で怪我して、自分で長引いて、ホント無駄な1年9か月だったから。そこはさっさと終わらせて、次にというのがあるからね。怪我はアスリートにとって、全然良いことじゃないよ」と語り、ユニフォームを記念にとっておかず、あっさりと南野に渡した理由を説明した。
続けて「もう、戻ってこないもん。サッカー選手の27歳、28歳なんて。めちゃめちゃいい経験と、身体が動くときだからね。一番脂ののっている時期をもう、捨てているんだから。そこを取り返すというか、これからは本当に大変だと思うよ」と、長期離脱してしまった悔しさも口にしている。
(取材:本田千尋【ザルツブルク】、文・構成:編集部)
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