アルゼンチン代表のエセキエル・ラベッシ【写真:Getty Images】
世界のサッカー選手の中で所属クラブから最高額の給与を受け取っているのは、中国の河北華夏でプレーするアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシなのかもしれない。「フットボール・リークス」によって契約内容が明かされたとして、6日付のイタリア誌『エスプレッソ』などが伝えている。
イギリスの調査会社が11月に発表した調査結果によれば、現在のサッカー界で年俸が最高額なのはレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナのFWリオネル・メッシの2人であり、ともに1898万ポンド(約27億円)だとされていた。
同調査では年俸1350万ポンド(約19億3000万円)で世界7位だとされていたラベッシだが、実際にはその金額を大きく上回っているのだという。23ヶ月契約で5670万ドル(約64億3000万円)というのが実際の報酬額だと明かされている。この数字に基づけば年俸は約33億5000万円相当であり、C・ロナウドやメッシをも上回る世界最高額ということになる。なお、時給に換算すると約39万円だ。
スポンサー収入など、クラブからの年俸以外も含めた総額では、メッシやC・ロナウドの年間収入は約90億円前後に達するとみられている。だが少なくとも“本業“に限れば、近年のサッカー界の移籍市場で急速に存在感を強めている中国のクラブは、世界トップレベルの選手をも上回る報酬を支払うまでになったということだろうか。
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