シャルケのDF内田篤人は、現地時間8日に行われるヨーロッパリーグ（EL）グループステージ最終節でついに待望の復帰を果たすことができるかもしれない。試合に向けた招集メンバーに含まれている。

　内田がシャルケで最後に公式戦に出場したのは、2015年3月に行われたチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦。以来、右膝の負傷のため1年9ヶ月近い長期離脱を強いられてきた。

　シャルケは8日に、FW南野拓実も所属するオーストリアのザルツブルクとアウェイで対戦する。すでにグループ突破を決めたシャルケにとっては消化試合ということもあり、この試合が内田の復帰のチャンスになるとみられていた。7日付のドイツ紙『WAZ』は内田が試合に向けた17名のメンバーに含まれたことを伝えており、少なくともベンチ入りはほぼ確実となった。

「アツトとは良い会話をすることができた。彼は調子が整ったと感じており、出場に向けた準備はできているようだ」とマークス・ヴァインツィアル監督はコメント。「先発させるかどうかについては監督はまだ決めていない」という記述とともにクラブ公式サイトが伝えている。

　シャルケのアクセル・シュスターSD（スポーツディレクター）も内田の復帰の見通しに言及しており、『WAZ』がコメントを伝えた。「ウッシー（内田）は間違いなく準備できている。クリスマス休暇直前の、“ケーキに乗せる砂糖飾り“になるだろう。チームバスで彼に会った時には『ようこそ！』と言ったよ」

　10月の検査前には「現役引退の危機」とも一部で報じられた内田だが、ついに試合に出場できる状態にまで戻ってきた。久々にピッチに立つ姿を目にすることができるだろうか。

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