ドルトムント、CL首位通過懸けレアル戦へ
創造性を放棄する。2016年12月7日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)、ボルシア・ドルトムントはアウェイでレアル・マドリードと戦う。
5戦を終えて4勝1分の勝ち点13、グループFで首位に立つドルトムント。既に決勝トーナメント進出は決まっている。文句の付けようのない戦績だ。最終戦となるこのレアル戦で引き分け以上に終われば、1位通過が決まる。
しかし、ここで無理に1位を狙いに行く必要はないだろう。今季は特に10月、野戦病院化して怪我人の問題に悩まされた。3日のボルシアMG戦では、36分にシャヒンが膝を痛めて前半の内に途中交代する。現在もゲレイロと香川真司は離脱中だ。
もちろん一頃に比べれば負傷離脱者は大幅に減り、U-19の選手まで駆り出してベンチに加える必要はなくなった。しかしボルシアMG戦のシャヒンのような突発的な事態もあり得ることを考えれば、レアル戦で無理をしてさらに負傷者を出すことは避けたい。
よって監督トーマス・トゥヘルも、3日のボルシアMG戦からはメンバーを入れ替えてくるだろう。ボルシアMG戦ではベンチスタートだったシュールレ、バイグルらが先発に名を連ねるはずだ。
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