リヨンのアントニー・ロペス【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンのリヨンは、試合中に観客席から投げ込まれた爆竹などを受けて負傷したポルトガル代表GKアントニー・ロペスの検査結果について4日に発表を行った。
現地時間3日に行われたリーグアン第16節のメス対リヨン戦は、前半途中に起きた事件により中断され、そのまま中止となった。ロペスは観客席から投げ込まれた何らかの物に当たって負傷した様子で、ピッチ内で治療を受けていたが、治療中の場所に向けてさらに爆竹が投げ込まれた。
至近距離で大音量の爆発を耳にしたロペスだが、「幸い鼓膜に影響はない」とのこと。だが、両耳に「多少の外傷性聴力損失がある」とのことで、現時点ではプレーを控えた方が良い状態だという。治療には「数週間」を要する見通しで、「心理的なトラウマも乗り越えなければならない」と付け加えられている。
ロペスはリヨンの不動の守護神として、今季のリーグアンおよびチャンピオンズリーグ(CL)全試合にフル出場を続けていた。7日にはCL決勝トーナメント進出を懸けたセビージャとの大一番が控えているが、出場は難しそうだ。
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