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モウリーニョらしさはどこへ。マンU、またしても勝ち切れず。終了間際に喫した同点弾

text by 小澤亮太 photo by Getty Images

内容は悪くないが、結果を求めなければならない状況

マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 屈強なロメル・ルカクを前にフィル・ジョーンズとマルコス・ロホのCBコンビはよく戦い、特にジョーンズはフィジカル面で全くルカクに劣らず、スペースを埋める危機察知能力も素晴らしかった。前に出る守備でボールを奪いきるプレーもあった。

 ムヒタリアンはコンディションも上向き、プレミアリーグのテンションにも慣れてきたようだ。細かいタッチで相手をかわすプレー、縦へのドリブルや裏への抜け出しなど自身の特徴を出しつつある。早くゴールという結果が欲しいところだが、今のプレーを続けていればすぐに訪れるはずだ。

 こうした収穫もあり、内容も悪くないという試合が続いているが、勝ち切れていないことで4位との勝ち点差は9にまで開いてしまった。もう内容だけに目を向けていることはできない。結果を求めなければならない。

 アーセナル戦と同様に1-0での逃げ切りを完遂することができず、リーグ戦ここ5試合で1勝4分。内容は悪くないが、追加点を奪いきれず逃げ切ることもできずに勝ち点3を逃している。以前のモウリーニョ監督であれば、きっちりとものにしていたのでは……と思ってしまう試合もある。

 リーグカップウェストハム戦で快勝し、軌道に乗ったと思われただけに、この試合は勝ちという結果が欲しかった。ミッドウィークにはヨーロッパリーグのゾリャ戦が組まれており、来週末には5位トッテナムとのゲームが控えている。上位に付いていくためのビッグマッチだ。

(文:小澤亮太)

【了】

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