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モウリーニョらしさはどこへ。マンU、またしても勝ち切れず。終了間際に喫した同点弾

現地時間4日、プレミアリーグ第14節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでのエバートン戦に臨んだ。イブラヒモビッチのスーパーゴールで先制したユナイテッドだったが、試合終盤に追いつかれ、1-1のドローで試合を終えた。これまでのキャリアではリードした試合を確実にものにしてきたモウリーニョ監督だが、その勝負強さはどこにいってしまったのだろうか。(文:小澤亮太)

text by 小澤亮太 photo by Getty Images

またしても勝ち切ることができず

先制ゴールを奪ったマンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ
先制ゴールを奪ったマンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

 またも勝ち切ることはできなかった。アウェイでエバートンと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは終盤に追いつかれ、1-1の引き分けで勝ち点3を逃した。

 ミッドウィークに4-1で勝利したリーグカップ準々決勝ウェストハム戦の流れを継続し、変更は2点。ルーク・ショー、ウェイン・ルーニーに代わってマッテオ・ダルミアン、ポール・ポグバをスタメン起用。

 エバートンは守備時に左ウイングのケビン・ミララスが中に絞り、アンカーのマイケル・キャリックからの縦パスを警戒。切り替えの早さとディフェンスラインの安定で決定的なチャンスを作らせない。ユナイテッドはサイドを起点に攻撃を仕掛けるが、もう一枚剥がしきれないという展開に。

 しかし、その展開を無力化してしまう「個の力」でユナイテッドが先制に成功する。ポグバの浮き球のパスにズラタン・イブラヒモビッチが抜け出し、ループシュート。これがポストに当たりゴールラインを割る。

 後半に入るとユナイテッドはヘンリク・ムヒタリアンの仕掛け、ポグバとイブラヒモビッチのフィジカル、アントニオ・バレンシアのオーバーラップなどで押し込む。アンデル・エレーラの切り替えの早さなどでボールを回収し、二次攻撃、三次攻撃を仕掛けるも追加点が奪えず。

 逆に65分を過ぎるとエバートンが反撃に。ジェラール・デウロフェウなどアタッカーを投入し、押し込むとその成果が87分に報われる。イドリッサ・ゲイエがエリア内でマルアン・フェライニに倒されてPKを獲得。これをしっかりとレイトン・ベインズが決めて同点。そのまま1-1で試合は終了。両チーム勝ち点1を分け合った。

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