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墜落生存者のひとりアランは順調に回復も「事故のことは覚えていない」

text by 編集部 photo by Getty Images

アラン・ルシェウ
シャペコエンセのアラン・ルシェウ【写真:Getty Images】

 コロンビアで起きた飛行機墜落事故の生存者のひとりであるDFアラン・ルシェウは順調な回復を見せており、自発的な呼吸や栄養摂取が可能になっているとのことだ。家族がSNSで伝えている。

 ブラジル1部リーグのシャペコエンセの選手らを乗せた飛行機は、現地時間11月28日夜にコロンビア国内で墜落。搭乗していた77名中71名が亡くなる惨事となったが、選手3名を含む6名が奇跡的に救助された。

 最初に確認された生存者であるアランの状態について、病院に付き添っている父親の言葉を、同選手の姉妹がSNSで伝えている。「今は機械の助けを借りずに呼吸している。チューブの助けなしで食事もしている。不安な日々が続いていたが、再び息子の声を聞くことができた」と喜びのコメントが発せられた。

 アランは事故についてはよく覚えておらず、詳細を知らされてもいないようだ。「何が起こったのか、他に誰か怪我をしたのかと聞いてきた。何が起きたのかは覚えていないが、コロンビアに試合をしに来たことは分かっているそうだ。飛行機が不時着し、フォルマンとネトもこの病院にいると伝えた」と述べられている。

 アランは脊椎骨折などの重傷を負っており、数日前の時点では「歩けるようにはなるが、プレーへの復帰は分からない」という見通しが伝えられていた。アランのほかにはGKジャクソン・フォルマンとDFエリオ・ネトが救助されたが、前者は事故による負傷で右足の切断を余儀なくされている。ネトはプレーへの復帰が可能だという見通しが伝えられている。

【了】

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