元レアル・マドリーのラウール・ゴンザレス氏【写真:Getty Images】
テレビ解説者としてクラシコを観戦した、レアル・マドリーのレジェンド、ラウール・ゴンザレス氏は、「バルセロナにシャビがいれば」とゲーム中にコメントを残した。3日、スペイン紙『アス』が報じている。
この日は『Bein』のゲスト解説者として登場したラウール氏。試合開始直後のマドリーの入り方について「引き過ぎだ。これではボールを奪った時、何かを起こすにも距離があり過ぎる。ガレス・ベイル欠場の影響がある」と指摘するも、時間が経つにつれ「マドリーがボールを保持し、バルセロナ陣内でプレーできており、より脅威を与えている」と評価していた。
そして前半終了時には「ルーカス・バスケスがキーだった。非常に鋭く、セルジ・ロベルトやジョルディ・アルバに勝っていた」と述べる一方で、バルセロナには「シャビがいれば」とかつての宿敵の名を挙げ「彼はタメを作れるし、ゲームを理解している」と述べ、「もし、バルセロナが素早く攻めないようならば、マドリーは非常に楽であろう」と解説していた。
また後半、アンドレス・イニエスタがピッチに入ると、「彼のプレーが、セルヒオ・ブスケッツら、非常に苦しんでいたバルセロナの中盤に大きな力を与えている」と言及した。
そしてセルヒオ・ラモスの劇的なゴールにより、試合がドローで幕を閉じると「マドリーは最後まで闘った」と評価する一方で、「もう少しできるとは思うのだが、、」とカリム・ベンゼマのパフォーマンスには不満を述べ、最後には「ベイルが不在の中で、マドリーは今日以上のパフォーマンスもできそうだ」というコメントを残した。
【了】