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C大坂、去年の悔しさ晴らすJ1昇格決定。プレーオフ決勝で岡山下す

text by 編集部 photo by Getty Images

キンチョウスタジアム
プレーオフ決勝の行われたキンチョウスタジアム【写真:Getty Images】

【セレッソ大阪 1-0 ファジアーノ岡山 J1昇格プレーオフ決勝】

 来季の明治安田生命J1リーグ参戦を目指すJ1昇格プレーオフ決勝が4日に行われ、セレッソ大阪とファジアーノ岡山が対戦した。

 レギュラーシーズンを4位で終えたC大阪は、プレーオフ準決勝で京都サンガF.C.を下しての決勝進出。一方の岡山はレギュラーシーズンを6位で終えていたが、あと一歩で自動昇格を逃していた3位松本山雅FCを敵地で下して勝ち上がった。順位で上回るC大阪のホームで決勝は開催される。

 準決勝と同じく雨中での試合となったC大阪は、ピッチコンディションも利用してMFソウザが盛んにグランダーのミドルでゴールを脅かしていく。岡山は押し込まれながらもセットプレーで活路を見出すことを狙い、岩政が惜しいヘッドを放つ場面も。前半はC大阪がシュート数で10対2と大きく上回りながらも無得点で折り返した。

 後半はキックオフ直後から岡山が積極的に仕掛け、47分には矢島のパスを受けた三村がニアの狭いコースを狙うがGKキム・ジンヒョンが好セーブ。直後の49分にも豊川の叩きつけたヘディングをキム・ジンヒョンが阻んだ。

 ピンチを凌いだC大阪は、52分に大きな先制点を奪う。右サイドからのCKにソウザが合わせ、GK中林に止められたボールを清原が押し込んだ。引き分けでもJ1昇格となるC大阪がさらなる優位に立ち、岡山は少なくとも2点が必要な状況に追い込まれる。

 1点リードのまま残り15分を迎えたところで、C大阪はFW澤上に代えて山村を投入。今シーズンの課題となっていた、リードしてからの逃げ切りを図るべく守備を強化する。

 クラブ初のJ1昇格を夢見る岡山も最後まで諦めることなくゴールを狙い続けたが、そのままゴールは生まれず。C大阪が昨年のプレーオフ決勝での悔しさを晴らし、J2降格から2年でのJ1復帰を決めた。

【得点者】
52分 1-0 清原翔平(C大阪)

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