攻撃の柱不在で他の選手に期待
そういう意味ではミランにとって、ペスカーラ戦と同じように相手に攻められ我慢を強いられる試合となる可能性もある。ペスカーラ戦ではジャコモ・ボナベントゥーラの直接FKで競り勝ったが、その彼は今回故障で不在となる。攻撃の柱を欠く状況で、他の選手が勝負強さを発揮できるかどうかが注目される。
カルロス・バッカのコンディションが思わしくないため、CFは前節エンポリ戦で2ゴールと大活躍したジャンルカ・ラパドゥーラが先発する。前節はスソと非常に良い連係を見せたが、左ウイングに復帰するエムバイエ・ニアンともどのようなハーモニーを奏でるのだろうか。
一方中盤は、引き続きマリオ・パザリッチが先発する模様だ。疲労の溜まっているユライ・クツカを温存してホセ・ソサがテストされているという。前節のラパドゥーラに続き、控えの立場から意地を見せられるかどうかにも注目だ。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
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